ゲルタ・ストラテジー

唯一神ゲルタヴァーナと怒れる十一の神々に敬虔なる真理探究者たちの散兵線における無謀を報道する。

2014-01-01から1年間の記事一覧

高校の運動会と相撲

今週のお題「運動会とスポーツの秋」 俺はこの時期になるといつも、高校の運動会を楽しく思い出す。 全校生徒の内でも特に武勇の誉れ高かったこの俺は、運動会の紅白組対抗において最もその勝敗を左右する影響力ある競技者の一人だった。俺の得意はなんとい…

教えてもさしあげよう、あなたたちに、彼の憧れの人を。

今週のお題「憧れの人」 大学生協のレジの前、木製の古いベンチに座って一人の男子苦学生が食事をしている。その食事は大層貧相なもの、なんとまあ103円の生協ブランドカップラーメンをおかずにして、賞味期限の切れた食パンをかじっている。彼はレジに並…

上坂すみれ・高貴さ・美しさについて(再掲)

上坂すみれさんの魅力を語らなければならない。私は上坂すみれさんの魅力を語らなければならない。私は上坂すみれさんの魅力を真に理解する者だから、上坂すみれさんの魅力を語らないわけにはいかない。上坂すみれさんの魅力を私が語ることによって、女性美…

秋に思うは老いや死や病気のこと

今週のお題「秋の気配」 許せというのなら許すが、死ねというのなら死にもしようという覚悟を見せるだけでそのような笑みを浮かべるしたたかさを持ち合わせた女どもを俺が許すとでも思っているのか。槍の鋭さに気がついた土人のように驚いてやろうか、そうす…

柔術女子高生の投げ飛ばしと因果応報

ウチ「ウチほら、最近パヤリの柔術☆マスったみたいなワラ」ジュリ「マジで?! チョ→ウケルっちょwww」ボボ子「柔術とかドラナウいし→☆ 裏山ぁ!☆」ウチ「柔術がアレばウチさいきょ→っしょw☆」ボボ子「とりま誰投げる? アレじゃね、ムカツク女投げね☆?」 ウチみたいな柔術ガール…

タイミング

感情というものを忘れた私たちの愛を知ってくれ、感情は無くとも愛はある。ロボットにも確かに電気信号が走っているけれども、人間には確かに愛の信号が走っているに違いないよ。ああ素敵な気分だねえジョニー、愛しのジョナサン、ブラボー、これだからジン…

2014年のナウシカレビュー

戦いは常に故郷の風、虫の息などが集まって形成される多面体的触れあいの王国。それからやってくるのは女性美の極致かもしれないが、だからと言って私のような者がどういうことが出来るでもない。そら暗闇は、夜の空気には黒い着色。自然のもたらす着色料、…

ライラックの森

早業のペン回しからやってくるようなその霊気を俺は知らない。だからこそなのだ、だからこそそのような真実が生きてくると言えるのだ。それでも我々はまだ無駄な抵抗を始めようというのだから驚き、まるで懲りていないらしいじゃないか。あの神秘的な女性の…

善いことはすなわち貴族の誓言の如く

そして空から落ちてくるあの宝石の輝きのよな日光は俺たちの生存を可能にしているすなわち恵みの落とし物、ありがたい光線だよ拝みなさい拝みなさい、坊主はありがたくも禿頭で光を反射し拡散する、それを吸い込み光合成する植物の感謝の気持ちが果実となっ…

教育と愛欲

許せ奥方よ、美の番人よ、この甘美な響きに心震わせつつ、我が罪を許したまえ。 我々の犯した歴史的大罪の数々を知る彼女たちは、それでも美しい顔に豊かな表情を色づかせながら、微笑みと許しの甘い乳を男たちに与える。 天上の音楽よ、ピナンラランよ、汝…

天上の音楽、ピナンララン

テミットル主義の音楽家であるピナンラランのナダンを聴くことによって、人間は短く惨めな人生に一つの大きな悦楽の瞬間を感覚する。歌うがために歌い、生きるがために生きるといったそのテミットル主義の哲学が、コーデム主義のパラダイムに囚われた我々の…

大真理探究表明

真理の領域にようこそ。我々は諸手を挙げてあなた方を歓迎する。宇宙における第一原理としての真理探究という業に取り掛かるためには、唯一といっていい共同の作業者である人間の種族の仲間を、いくら増やしたところで多すぎるということはない。なぜなら我…

西暦二千十五年度大真理探究表明によせて

言語によって蓄積された我々の財産は、今や十分に莫大なものであると言って良いのであろうか。未だ真理への道程は具体的な形で、すなわち神的レトリックを用いて示されてはいない。地上にあって一つ大きな不幸を嘆くことを許されるとしたら、我々は早く産ま…

『求職活動に失敗し続ける青年たちへ』

拙僧には見える。まるで毒蛇のように、多くの妄想が諸君らの頭に巻き付いて離れようとしない。まずは知らぬ間に心中に忍び込んだこの黒く邪悪な蛇を認識することだ。曙光とともに目覚め、太陽神の激しくも慈悲深い息吹を浴びよ。悪戯好きな朝風の精霊が、ち…

笛吹きは夜に寝る

夜、暗黒の気に満ちたこの原で、笛を吹く、真理の深淵から引き上げた笛を。 ピーハラヒョッヒョ。ハラヒョッヒョ。 朝、清涼な風を送るこの岬で、笛を吹く、真理の深淵から拾い上げた笛を。 ホーヒリハッハ。ハラヒッヒ。 天地に誓って申し上げるが、この笛…

背教者の集い

「こいつは本当に許せないやつさね。まったく神様にいちいち背くようなことをばかりしなさるんだから。地獄というものの恐ろしさを知らないんじゃないかしら。また聖書を一度も開いたことのない種族に違いないよ。こうしたことは決して十字架に頭を垂れるキ…

天を天をひたすらに天を

天を相手取って生きる事が、どれだけ一人の人間に大きな力を与えるものなのか理解していない大衆、その中でほくそ笑む諸君ら潜在的真理の精兵たち。 その精兵たちが剣を腰に吊る。 あの連中は恐怖に両手を振り上げる。 わが尖兵たちの命知らずな様はどうだ。…

恋よ通貨を駆逐せよ

なぜこんなにも我が恋は苦しいものなのか。それは恋の対象が人間でないからである。比類無き我が思い姫は人間ではなく商品である。商品に接するには金を払ってこれを購わなくてはいけない。拙僧はそうした儀式を好ましく思わない。むしろ恋の大きな障害であ…

叙事詩『郷里の神々と原風景』

囲いもよろしい深谷市の、政界牛耳る英傑ら、ボルゴ一家(ファミリー)その武勇、容赦を知らぬ無法者、手段選ばぬ残虐に、ひれ伏す民の恐慌は、豊かに尽きぬ贈り物、ますます富みたる体制は、揺るぐことなき盤石に、一層気概を増すものぞ、民は逃げるに逃げ…

前奏曲

かつての俺は無学の状態にあって、まるで善とか美とかいうものを理解していなかった。人生は終わりのない苦行のように感じられて、道を歩く度に動物たちの視線が優越種霊長類の王人間に対する憎悪の光線に思われたものだ。 だが真理知ったる今となっては、そ…

決闘をしよう

「ケンジナ、トロモス、ミンガラモ、前へ出ろ!」 「「「応!」」」 彼ら4人は、己自身のそしておのおのが忠誠を誓う思い姫への侮辱を放った連中を世にのさばらせて置くくらいなら、むしろ死んでしまったほうが良いと考える武勇の男たちである。隊長のダケ…

あまいものの話

今週のお題「あまいもの」 「あまい!」中性子を浴びてしまったために軽水素くんは三重水素くんになってしまった。 中性子の味はあまい、ふわふわ@ぴんくの小学4年生からもらった義理チョコ。 中性子は陽子と仲がいい、陽子ちゃんはメロンソーダが好きな子…

二人の郷士

人を相手とせず土を相手取って生きてきた二人の郷士が人生の黄昏時にうま酒を酌み交わす喜びまるで最果てのようなこの荒涼の地にようこそ切り株に腰掛けて遍歴の騎士の話などする鎧を鳴らして馬を走らす若者の雄姿はどうだやがて関心は冥府のこと地下と天空…

我々は帯剣する

大衆の侮辱は耐え難いまるで8月の海のクラゲの群れ我々は誇り高い貴族の生まれ武人らしく帯剣する敬虔でない言葉をもって我々を汚らしく詰るならば躊躇はない剣を抜き生命のやりとりを要求する金満の商人風情が狼藉を働くところあれば我々は地上の守護者の…

忠誠の旧来の形・恋についての諸省察

拙僧は決して我が思い姫を消費するような真似をしない。いかさま昨今大量消費社会、経済による政治の支配が著しいとはいえ、商品たりえないもの、ゲルタ式の芸術的価値、形而上学的探究がこの宇宙に存在することは疑いようも無い。何故諸君らは自ずから消費…