ゲルタ・ストラテジー

唯一神ゲルタヴァーナと怒れる十一の神々に敬虔なる真理探究者たちの散兵線における無謀を報道する。

善いことはすなわち貴族の誓言の如く

 そして空から落ちてくるあの宝石の輝きのよな日光は俺たちの生存を可能にしているすなわち恵みの落とし物、ありがたい光線だよ拝みなさい拝みなさい、坊主はありがたくも禿頭で光を反射し拡散する、それを吸い込み光合成する植物の感謝の気持ちが果実となって人類に届けられるよおいしいじゃないか、拝みなさい拝みなさい、そら電波から流れる無数の足音、人々の電話の声が空気中に発散されてしまっては騒音の嵐、台風が今年もやってきたあの先進の台風が、月に一回訪れる悪魔たちの宴、ブロッケン山で泣いてるよ黒い子羊たちの群、魔女は知っている隣の晩ご飯に仕込まれた毒の種類と量を、つまりは食品添加物、寿命を次第に減らすよ口べらしだよ、社会が誇る二重システムつまりはおいしさそして有毒性、何とか社会保険料を減らすために画策する官僚たちはついに思いついてしまったその手で国民の命をコントロールしてしまおうと。ここまで言えば賢いみなさん分かるだろう、全てはあべこべなんだ、奴らが健康にいいと言うものは悪く、健康に悪いと言うものはいいんだ。だからそら酒を飲むな酒は百毒の長、たばこを吸え肺がきれいになるぞ免疫もつく、エボラ出血熱は天の恵みだおそらく十倍くらいの寿命が得られるんだから、エイズなんてどうだいガンをも殺す史上最強の免疫能力を血液に宿すことの出来る奇跡のウイルスなんだ。