過怠的放逸
今日は血流を逆循環させて、健康の増進を図ることにした。
人工的心臓を取り付け、繊細な準備を手抜かり無く行った。
しかし、開始直後に送電が停止し、失敗に終わった。
命ある限り
燃え尽きるしかないじゃないか
燃料タンクを切り離し
四肢を軽く伸ばして
推進力は衰えることなく
命ゆえにか
燃焼を止めるわけにゆかなくなった
燃え立つ感情も鈍く
四海の風景を視界にとどめ
推定も確定ほどには意味を持たずに
命湧く泉に
燃え滾る若さと激情
燃犀之明さえ夭折を待つ
四本足が踊り狂うとき
推進力は衰えることなく
――詩『命燃燃四推』より
ロゴスの職人としての詩人に、私は敬愛を示さずにいられない。