ゲルタ・ストラテジー

唯一神ゲルタヴァーナと怒れる十一の神々に敬虔なる真理探究者たちの散兵線における無謀を報道する。

楽音という慰み

マイベストソング2013〈今年の1曲でiTunes Cardを当てよう! 私のマイベストソング2013♪〉

 私の一番好きな歌は


 いや、それどころじゃない。今気づいたことだがいつの間にか私は2013年の旧物理第三領域に飛ばされてきているらしい。どういうことだろう、さっきまでは無と開闢の遊泳地帯にいたはずなのに。この事象を共有している者はどのくらいいるのか気になって仕方が無い。同志の多いほうが何かと対策の打ちようがある。私の望みはこういった不意打ちのようにやってくる命運というものから完全に逃れることだ。ただ超物質領域で隠遁要因としての存在でありたいのだ。協力してはくれまいか、紳士諸君。

 神への敬虔さについて一言しておこう。なぜなら神の話をすることが何か共同で仕事をするにおいて重要な意味を持つ場合もあるからだ。賢明なる紳士諸君は神と聞いて即座に何を思い浮かべるか。ゲルタかあるいは怒りの偶像か、それは結構なことだが、一つ忘れてはならないのは、彼らが全知全能で、私たちの上に無限の慈悲を被せてくれているという夢想によって、彼らを侮辱するようなことがないよう常に気をつけなくてはいけないということ。この見解の一致を確認しておかないことには、いつか重大な確執が仲間内で生じてしまう。あくまで敬虔さは傲慢の域に近づかない程度のものを抱いていなくてはいけない。

 見てはいけないこの先発生するであろう大災害を。

 見てはいけないこの先頻発するであろう大逆罪を。

 耐えられるものではない、私たち物質の鎧と化学物質が意識に到達し、まだ原始的な文明の内にセッティングされている状態においては。

 それでもまだ上位存在を予感している間はいいだろう。もし無神論の邪悪に毒されてしまったならば、考えるだに恐ろしい。


 対策1:生殖と非物理の研究、主に霊長類の発情にシンクロすることの出来る類の知識的総合体は予感さるべし。

 対策2:諦念と諸科学の萌芽、無駄な手遊びに過ぎぬその役割に、愛欲まみれた視線を注ぐべし。

 対策3:非ゲルタと反ゲルタ、及び超ゲルタの語を発するな。危険なことだ。私たちに唯一残されている武器を放棄してはいけない。また多数の霊長類に弄ばせるようなことがあってはならない。

 対策4:ゲルタ者の幸福。