ゲルタ・ストラテジー

唯一神ゲルタヴァーナと怒れる十一の神々に敬虔なる真理探究者たちの散兵線における無謀を報道する。

Hな幼馴染が限界を目指すのっ!

幼馴染「男くん!おはよっ!」

男「おう」

幼馴染「えへへー、登校途中に男くんに会っちゃうなんて、今日はツイてるよ!」

男「そうか」

幼馴染「うん!今日、すっごくいい日になりそうっ!」

男「それは何よりだ。そのラックを少し俺にも分けといてくれ」

幼馴染「男くん?もしかしてちょっと元気ない?」

男「いや、朝からそんなに元気なお前が異常なだけだと思うぞ」

幼馴染「いやー、それほどでもー」

男「まあ、そういうところがいいんだけどな」

幼馴染「?」

男「なんでもないさ」


――教室――

女「あ、男くん、おはよう」

男「ああ、女さんおはよう」

女「あのね、男くん、今日の放課g」悪友「おっす男!」

男「朝っぱらからむさくるしい野郎が来たよ」

悪友「なんだよお前、幼馴染ちゃんじゃ物足りず、女さんにまで手出してんのか!不埒な!」

男「そんなんじゃねえ!ちょっと話してただけだろ!どう早合点したらそうなるんだよ!」

女「///」

悪友(ん?この女さんの反応は・・・・・・)

悪友「ま、頑張ってくれw」

男「そんなんじゃないって。ごめんな、女さん、あのデリカシーの無い野郎が」

女「ううん。全然気にしてないから。それより今日の放課g」チャイム「キンコンカンコン」

教師「ホームルーム始めるぞ」

女「ふにゅぅ」

――放課後――

教室のドアガラガラピシャッ!

幼馴染「男くん一緒に帰ろう!」

悪友「w」

男「若干愉快な視線を感じるが、いいや、ちょっと支度するから待っててくれ」

女「・・・・・・」

女「・・・・・・えと、男くん、ちょっといいかな?大事な話があるの」

男「?・・・・・・ああ、分かった、テスト近いからな、勉強の話な、オッケー、おい、ちょっと幼馴染、俺用事が出来た。先に帰るか待ってるか、どっちか選んでくれ。クラスメイトの学力向上に貢献するのは、俺の使命だからな」

悪友「ほう・・・・・・さすが学園一の秀才にして、日本の教育改革のために生きる、志高き男」

男「教育、すなわち国家の人材育成は、俺の至上命題なのだ」

女「う、うん・・・・・・ありがとう!じゃ、こっち、私の所属してる英語部の、部室、来て」

男「よし、行って来るからな、幼馴染。待っててもいいし、帰ってもいい」

幼馴染「うん・・・・・・」

バチッ

悪友「(今、幼馴染ちゃんと女さんの視線が、鋭い火花を散らし交錯したのが見えた)」

女「(勝機が見えた、近づいた)」

幼馴染「(そっちがそう出るなら)」

――英語部部室――

女「ふう、やっとここまで漕ぎ着けた」

ガラガラ、ピシャ、カチャン

男「?・・・・・・えっと女さん?どうして部屋の鍵を閉めるのかな」

女「勉強は邪魔者が入ってきたら中断しちゃうでしょ。静かな環境のため」

男「そ、そうか」

女「そう、邪魔者が入ってきたらいけないの」

男「(なにか、いつもの落ち着いた女さんとは違う、妙な雰囲気を感じる)」

女「じゃあ、えっと、私がわからないのは古典のここなんだけど・・・・・・」

男「どれどれ」

男「っておい、それ古典は古典でも真理(ゲルタ)の古典、第4啓典じゃあねえかwおまえw」

\ ドッ /