2012-04-03 自由と権利と道徳 「道徳の歴史は欺瞞の歴史である」果たして人間の歴史に欺瞞でないものがいくつあるだろうか。私は幼い頃から道徳に篤く、忠義に燃え、親孝行を生存の最終目的とし禁欲的生活こそ正義と考えていたし、その考えによって成し遂げた仕事も少なくない。 盲目的な教義の信仰は人に活力を与える、そのことは疑いようの無いこと思える。 しかし道徳の系譜は暴かれ、神は地に落ち、正義が相対化されることを知った人間はその活力の泉を失ってしまう。 そこで必要となるのが新たな信仰だ。崇めよゲルタヴァーナを。