ゲルタ・ストラテジー

唯一神ゲルタヴァーナと怒れる十一の神々に敬虔なる真理探究者たちの散兵線における無謀を報道する。

『Predictor-Dictator~ディエスカンディアの越境~』

『Predictor-Dictator~ディエスカンディアの越境~』

 

■ジャンル:超感覚真理越境ADV
■発売日:2015年初夏
■メディア:DVD-ROM 2枚組
■価格:¥14,800(税抜)※18歳未満購入不可
■OS:Windows XP / VISTA / 7 / 8
■CPU:Intel Pentium4 2.0Ghz 以上 あるいは同等性能のCPU
■MEMORY:最低環境1GB以上
■HDD空き容量:10GB以上
■封入特典:フィギュア 1/64スケール「開闢のフランマストラージ」


「キミたちがどう動こうとも、それは閉ざされた牢獄を散歩しているに過ぎないんだ。冥府にこそふさわしい虚ろな暗黒を瞳に宿し、ただただ機械的な歩調で逍遙する――」

 

OPテーマ
fripside『Noble-Minded』
挿入歌
妖精帝國『幻影権力ノ犇メキ』

 

ストーリー

 世界政府建設という国際連合の悲願は果たされず、不可避的に戦乱を生み出してしまう国民国家体制を維持したまま、人類は西暦3409年を迎えていた。3409年1月4日。その年最初にして最大のニュースが各国に報じられる。ヒトゲノムのクリュイスタド解析の全行程が完了したのだ。これによってヒトは明確に生の目的を確認し、魂の平安(アタラクシアー)を得て幸福な繁栄を楽しむ――はずであった。
 翌日1月5日。ペンデュニスタド解析記念大学文学部二年の経島理応(ふみしまりおう)は異変に気づく。――クリュイスタド解析が完了していないことになっている。誰も昨日のニュースを覚えていない。歴史的記者会見のことを覚えていない。イリオネス学会の激昂を覚えていない。ディニア・プラントの操業停止を覚えていない。ペンデュニスタド解析記念大学の研究所はあいかわらずクリュイスタド解析に全精力を傾けている。新聞には昨日の記事が載っているが、誰に見せても不自然なほど無関心である。無関心どころか、文字を認識しているかどうかさえ怪しい。なぜかクリュイスタド解析の完了ということについてだけは、理応以外の誰もが目を背けるのか? 昨日解析完了したものを、なぜまた再び解析にかけているのか? なぜそれを誰も止めないのか?

「どうして俺を狂人扱いするんだ? 狂ってるのはお前たちだろ! クリュイスタド解析は昨日で終わったはずなんだよ! この新聞記事をほら、今たしかに読んでいるはずなのに、どうしてお前たちは信じてくれないんだ? 盲目(め※ら)になっちまったのか?」

 やがて理応は大学より強制入院措置を発動させられ、ペンデュニスタド解析記念大学病院の重篤精神科に閉じこめられる。狂気の淵に置かれていた理応を救ったのは、「クリュイスタド解析完了の記憶」を共有する四人の少女たちだった。

「あなたも『正しい』記憶があるのね。――これで五人。役者は揃った」

 

キャラクター

 

■主人公 経島理応(ふみしまりおう) 男 20歳
ペンデュニスタド解析記念大学文学部二年

「ディエスカンディアは――越境する!」

ペンデュニスタド解析によって劇的な変貌を遂げた社会倫理学に並ならぬ興味を持ち、ペンデュニスタド記念大学文学部教授にしてペンデュニスタド以後の倫理学潮流における知の巨人、鍋島栄作(なべしまえいさく)を追っかけている。ちょっと無頼なところのある文学青年。エピクロス派の哲学を偏愛している。「あの日(1月4日)」には気も狂わんばかりにクリュイスタド解析の完了を喜んでいた。テルロウム蒸着工場でアルバイトをしている。二十年間彼女なし。包茎早漏

武装:「槍のディエスカンディア(中距離・物理・耐久型)」
精度:C
火力:C
機動:E
出力:A
耐久:A
DDNA:「真理貫ク雄神ガ雷撃」


■ヒロイン1 片倉火沙乃(かたくらひさの) 女 16歳
???

「剣はペンよりも強し――故にあたしは無敵!」

ペンデュニスタド解析記念大学病院の重篤精神科病棟で経島が出会った少女。燃えるような赤い髪は腰に届くほど長く伸び、四肢はしなやかで石英のように白く、ペンデュニスタド風に言えば、その顔は経島の生殖欲求を大いに駆り立てるほどの魅力を誇っている。「クリュイスタド解析完了」の記憶を持つ。物語の重要な鍵を握っている。……どうして彼女は病棟にあってものものしい武装を用意することができたのか? 乳首で簡単にイける体質。

武装:「剣のトリーアードール(近距離・物理・スピード型)」
精度:B
火力:F
機動:A
出力:F
耐久:E
DDNA:「敵中横断鬼神ノ如シ」

 

■ヒロイン2 筒香ちか(つつごうちか) 女 18歳
ペンデュニスタド解析記念大学理学部1年

「先輩も記憶を共有してるんですね! よかった~」

教養科目の講義で何度か会話を交わしたことのある、経島の後輩。いかにもおしゃれな大学生風のファッションが経島にとってはまぶしすぎる。黒のショートヘアーに小柄な体躯、そしてかわいらしい童顔――すでに彼女は6つのサークルを破滅に導いてきた。「頭が悪い」「軽い」「ビッチ」などと他のヒロインたちから罵倒されるが、実際は男と一線を越えたことがない。未だ誰も彼女の不可侵の領域を踏み越えた者はないのだ。実は???の指令を受けて???する???であり、「頭が悪い」というのは演技に過ぎず――これ以上の真実は物語の中において明かされるであろう。陰部が下品な形をしている。

武装:「弓のウィーフィーズ(遠距離・ゾゴイ力場・火力型)」
精度:A
火力:B
機動:E
出力:E
耐久:D
DDNA:「冥界通信AIDI」

 

■ヒロイン3 氷華りえりん(ひょうがりえりん) 女 12歳
ペンデュニスタド解析記念大学大学院ヒトゲノム解析研究科 博士課程

「……りえりんって呼ぶなぁ! 私は偉い学者さんなんだぞ!」

博士号取得を間近に控えている天才。10歳になる前から学会を唸らせる珠玉の論文をいくつも発表してきた。普段は無口で経島に対しても冷たいが、二人きりになると急に甘え出す。ピンチになるとすっかりダメになって庇護欲をそそる。ランドセルが似合うショートカットの小さな女の子。メゾピアノとか着てる。まだ初潮がこない。

武装:「盾のパルトナレール(中距離・グラウン力場・火力型)」
精度:F
火力:A
機動:G
出力:A
耐久:B
DDNA:「我ハ贄ニ最モ適スル乙女」

 

■ヒロイン4 ドラゴニェート 女 18歳
???

「……あまり私以外の人間を信用しない方がいいわ、理応」

かたくなに本名を明かさず、ただ「ドラゴニェート」と名乗るミステリアスな少女。夜空を転写したかのような漆黒の黒髪は絹の滝、背中をするするとつややかに流れ、細く華奢な体躯にもかかわらず胸部には豊満な膨らみ、謎を秘めた表情がドールのような繊細で美しい顔を魅力的に彩る。どこで学んだのか戦いの技術は超一流。先進国の精鋭部隊でもやっていけるほどの腕だ。どうやら経島以外の仲間のことを信用していないようだが……?

武装:「開闢のフランマストラージ(全距離対応・ゾゴイ力場/グラウン力場・万能型)」
精度:S
火力:A
機動:S
出力:B
耐久:B
DDNA:「金剛不壊ノ人形血脈(ダイヤモンド・イモータル)」